家庭崩壊
Kiyoka
Kundalini Goddesses
夫と結婚をし、2016年にアメリカのカリフォルニア州に移住した。
当時はトランプさんが政権を担っていて
移民法の強化などで、ひやひやしながらの移住だった。
しかし、運良くもスムーズにことが運び
移民ビザを無事に取得でき、
住む場所もあり
仕事もすぐに見つかった。
かなり幸運なスタートではあるものの
義理の家族との同居生活は気疲れすることも多かった。
義母はもともとはやさしくてとても良い人だが、
義理の家族は親密な母子家庭で、家族のイベントが毎週のようにあり、
私が慣れていたた放任主義の父子家庭とは真逆の距離感だった。
「自分たちのスペースが欲しい、二人暮らしがしたい」と言っても、
「家賃が高いから」、と夫が頷くまで何年もかかった。
そしてその間、わたしの父が亡くなり、
流産を経験した。
日本にいたころ、年上のお友達に
「大変なときは自分の趣味に打ち込みなさい」と教えてもらっていたので、
わたしはアメリカに来てから本格的にヨガをはじめ、ヨガにはまった。
わたしの依存的ともいえるのめり込みやすい性質は、
ここにきて、ヨガで効果的に発揮された。
ヨガをプラクティスする時間は自分だけの時間であり、
ヨガマットの上でわたしは人知れず涙を流した。
(つづく)